阿蘇地域の3か所にだけ残る御願立祭りという奇祭がありまして、健軍神社、菊地神社を参拝したときに、それぞれの宮司さんに尋ねても知らないということでした。
地元阿蘇神社の宮司さんに尋ねるけれど、起源は分からないとおっしゃっられました。
この祭りは写真のように簡素なしめ縄をなって、地区の要所要所に竹に結わえて飾る。
私はしめ縄を編む作業に数年前から参加するようになりましたが、お正月のしめ縄飾りと反対方向にわらを編むのが特徴です。
しめ縄作りの本によるとしめ縄と逆に編む場合は、生活道具として使うものとありました。
また祭る神様によって、男性神だと左ない、女性神だと右ないだとか諸説あります。
ある人は阿蘇神社が中央から阿蘇を統治するのに派遣され、それに対するカウンターカルチャーとして、阿蘇神社の作法と逆になうようになったとか、当時の若者の流行で逆にやってみようとなったのではないかなど諸説ありましたが、今のところ結論は出ていません。
あと何世代がこの伝統行事を受け継いでいけるのか、ここに記録を残しておきます。