阿蘇の魅力を再発見!

市ノ川駅

2018年筆者撮影

市ノ川駅

開設:昭和35年3月10日

昔、この周りに市がたったと言われていますが、詳細は不明です。

この駅は地域の方が国鉄に陳情して作られた駅で、その当時尽力した方々の功績をたたえる記念碑が駅のそばに設置されています。

昔はログハウスの2階建ての駅舎だったこともあり、当時は旅をするバイカーやチャリダーが2階に寝泊まりしていて、私は旅の話を聞きに行くのがとても楽しみでした。台風で飛ばされて、この形の質素な駅舎になってしまいました。

ホームの対岸の法面は地域の人が公役で草刈りを駅ができてからずっと続けてきました。熊本地震で線路が寸断され、JRが通らなくなっても、再開を待ち望んで草刈りは続いてきました。

ですが、今年JRとの協議により草刈り中の危険があることから、公役としての草刈りは2020年8月で最後になることが予定されています。

開駅記念碑に書かれた文章

開駅に尽力した方々の名前が刻まれています(筆者撮影)


初代阿蘇町長川崎義夫殿の格別のご尽力と熊本鉄道管理局長太田盛人殿並に各方面の積極的な御援助により長年の宿願ついに実現し、部落民の歓喜之に過ぐるものなし
茲(ここ)に碑を録し感謝を捧げ云爾(しかいう)

※「しかいう」とはこれにほかならないという意味です。