阿蘇の魅力を再発見!

中山間地域(地方の田舎)で暮らす老後の不安

日本各地の田舎でよくある話。

過疎化が進む地方の田舎では、土地や建物の価格が安いので、都会で疲れた人たちが移住をするケースが増えています。

でも、健康で心身共に元気な30~40代の頃なら問題ないでしょうが、老後を考えてみると不安になる要素が沢山隠れています。

都市部では高齢者向けの介護サービスが充実していて、それこそお金があれば、マンションのようなサービス付き高齢者住宅に住んで、ジムやエステに通うというゴージャスな老後も楽しめますが、田舎ではまずそのような贅沢な消費につながるサービスを提供している介護事業所はなかなかありません。

そもそも過疎化の進む地域で、日本の産業の中で一番賃金が安い介護分野へ就職する人が少なく、質の高いサービスが提供されているかというと残念な事業所が多いのが現状です。

そして、人材不足と、過疎化による市場規模の縮小の影響で、24時間訪問看護といったサービスは採算が合わず、どんどん撤退しています。

もし、田舎での暮らしに憧れた時、自分が老いていく中でどのような介護サービスを利用して生きていくのかも含めたライフプランの設計が必要です。

介護分野が民間に開放された今日では、都道府県によって、地域によって、介護事業所の数や質は様々です。

私の周りでも、田舎暮らしに憧れて移住してきたけれど、子どもの教育や医療・介護の問題で、結局は定住することなく、都市部に戻る選択をしたご家族が複数いらっしゃいます。

もし知らない土地への移住を検討していて、どのような介護サービスがあるかを調べる時は、厚生労働省の介護サービス情報公表ページを参考になさって下さい。レーダーチャートで各施設の評価もご確認いただけます。

https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/